配慮によって芽生える、「負の心情」を軽減するには?

バリアをバリアじゃなくして
出来ることをupさせる、
バリア・フリーアドバイザーのたけちゃんです。

本日は、配慮によって芽生える、「負の心情」を軽減するには?


昨日、北京冬季オリンピックにて、
スキージャンプ混合という種目が
今回から新設されたようでやっていました。

夏季の東京オリンピックの競技でも、
バドミントンとか卓球で混合ダブルス
っていうのが加えられていたし、

今後の大会では様々な競技で
こういうのが当たり前になるんだろうなと
思いながらちょっと観てました。

ちなみにボッチャも男女混合の競技なんですよ。
なので男女混合競技の先駆者的種目になるのかも...

でも男女の体力差っていうのが
どうしても出てきてしまうので、
現況の勝ち負け至上主義の感じでは
なかなかすんなり浸透していかないのかな~。(^-^;

僕も女子と試合をする時は、
心なしか程々の配慮っていうか気遣いというか
ちょっと手加減気味になってる気もしますしね。

『あぁ。(^-^;』

この「程々の配慮」って、

ちょっと前にも言ったんですが、
された当人にある心情にさせてしまう
ことがあるんです。(^-^;


とその前にひとつ昔あった話を...

という訳で、

エレベーター待ちの時とか
どこかの出入口とかで鉢合わせになって、
相手の方と譲り合うことってありますよね。

僕は非常に多いんですね。

何故なら僕が車いすに乗っているから...

年々そうなんですけど、
車いす利用者に対しての接し方って
すごく優しくして貰えるんですね。

なのでだいたいの場合
お先にどうぞ...になるんですが、

そういう場面に出くわした時って、
僕は昔からの習性でけっこう遠慮がちになるので
お互い譲り合う変な感じによくなるんですよね。(^-^;

まれに車いすに乗っている人同士で
そうなることも...

車いすに乗っていると配慮的なことを
いろいろな場面でしてもらえるので、
「時には自分も誰かに譲る配慮を」
となるみたいで、

車いす利用者の人同士で譲り合う場合は、
より譲り合う変な感じになるんですね。(苦笑)

「どうぞ合戦」というか、
どうぞどうぞとダチョウ倶楽部みたいに...(笑)

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(ちょっと違うかな...)

さておきこの程々の配慮ってなかなか難しくて、

必要以上にすると、
「自分は可哀想そうなヤツ」
っていうような思いにどんどんさせてしまって、
100%いい訳じゃないんですね。

あ、これがある心情です。

もちろん身体などの状態によっては、
誰かの手助けが常に必要不可欠な場合もあるので
一概には言えないことなんですが...

で、この負の心情を軽減するための
ある接し方があるんです。

『ほ~、それは?』


はい、介護の世界ではそういう場面に出くわしたら
まずは見守ることが推奨されてるんですが、

なんでかと言うと、

そんなに緊急性がないと思われることで
(この判断基準は非常に難しいんですが)
「あ、この人障壁(バリア)に出くわしてるな」
と思っても、

介助者はすぐに手は出さず
ちょっと様子を観ることで、
自分でなんとかすることでの
当事者の自立に向けての意識を
少しも芽生えさすために。

でも必要とあらば「さりげなく」
涼しい顔をしてササッと...という風に。

なので観てないようで観てるというか
「さりげなく観察」している状態というか...

この「さりげなく観察」をしていると、
思いもよらないことであったり
いろいろなことによく気がつくんですよね。
冷静にいろいろ考えれるので...
(よくハッとさせられると思います。)

そして普段のいろいろな場面での人の弱みにも
よく気づくことが往々になってくるんですね。

配慮される側も、
一見ほっとかれてるようなんですが
逆に余計な気を使わなくてよくて
けっこう伸び伸びなんですよね。

その代わりに「自分でなんとかするぞ!」
の想いが強くなるというか...

なのでこのさりげなく配慮することは、
配慮する側だと心の成長
される側だと特に自立心に
とても影響を与えるんです!(^-^)

『なるほど...』