そもそもの「ピンチ体験」を減らすには?

バリアをバリアじゃなくして 
出来ることをupさせる、
バリア・フリーアドバイザーのたけちゃんです。

本日は、そもそもの「ピンチ体験」を減らすには?


今週のお題は「人生最大のピンチ」。

そもそもピンチな感じになるのには、
それに応じたそれなりの障害となるもの
障壁、バリアになるもの・ことがある訳なんですが、

ちなみに僕みたいな''障がい者''というくくりの人は時々、
バリアの内容によって4つのカテゴリーに分けられて
いろいろ話を進められたりすることがあるんですね。

それはこういう風に...

前回のブログでは車いすフレームの重要そうな位置に亀裂、
という上図の中で一番多いであろう
「物理的なバリア」によるピンチ関連の話だったんですが、

そのほかの3つについて上記以外の例でどんなバリアがあるのか
僕の逢ったことのある例でちょっと紹介しますね。


まずは図の右上の「情報のバリア」から...

これは見るとか聞くとか言葉の理解などの
基本的な部分に障がいがある場合に出てくるバリアで、
幸いにも僕はこの手のバリアは何の問題もないんですが
ひとつ障がいとは関係のないことであったので紹介します。

僕には遺伝の関係で色弱があって
ちょっと色の判別というかが苦手なんですね。
(学校の色覚検査はいつも異常あり。)
特に緑と赤の組み合わせなんてすごい苦手ですし
黒が赤みをおびて見えることも時々あるんですよね。(^-^;

なので何かの表記や標識が
ちゃんと見えてないこともよくあるんです。
(昔信号の青と赤を間違えたこともありました。苦笑)

でも最近はいろいろな箇所でユニバーサルデザイン化が進み、
色の組み合わせにも気を配った表記が多くて
助かっているんですけどね。

次、下段にいって「心理的なバリア」。

心理的なバリアというのは、
自分の意図しない望んでいないような現象に
たまたま遭遇するというか、
いわゆる泣き寝入り状態に陥ったバリアというか...

このバリアは障がい者に限らず誰でも
時々遭遇していると思うんですが、
(僕も物理的なバリアの次に多く遭遇するバリア。
いや今だとナンバーワンかも...)

で、絶対的に多いと思われるのは進路妨害的なヤツ。
その詳細とこのバリアの僕の対応策は
こちらを参照してください。
⇩⇩⇩
takechan8315.hatenablog.com

それからこんなのもよろしく!
⇩⇩⇩
takechan8315.hatenablog.com

あと最後、下段右側の「社会的・制度的なバリア」。

これは法律上...とか制度上...とかルールですから...
という殺し文句のおかしな正義感にちなんだバリアで
代表的なものは役所関連のことでなんですが、
(最近はちょっとマシになった気も)

その代わり今頃は民間とか学校関係での
こういうバリアがけっこうやっかいなんですよね。
マスク着用ルールとか入口でのアルコール消毒ルールなんかの
徹底ぶりさを見てれば一目瞭然ですよね。(^-^;
まぁ僕はどちらもほぼ無視なんですけど...
(あれを直さないと変わらねーだろうな。)

これなかなかの厚い壁なので
あまりこれと戦わない方がいいかと思いますね。
(こんなんにエネルギーを使うのは
もったいないです!適当に、は~、ほ~、ふ~ん、
え、そうなんですか、まぁ...とかでの
対応をオススメします。笑)

このように障がい(特に車いす利用者)のバリアは
この4つのカテゴリーに分類される訳なんですけど、

まぁどうあってもというか
生きてりゃなにがしらのバリアはなくならないと思うので、

基本的には先程の「は~、ほ~、ふ~ん、まぁ...」
とかという姿勢でいれば、
バリアはバリアじゃなくなってくるんです。(^-^)

そしてピンチ体験も減ってくると思います!


あ、もうひとつこんなエピソード話があります。

ところでたとえばどこかで食事をしよう
という場合に何を一番に考えますか?

『え、そんなの何を食べるのかでしょ。
別に改めて聞くまでもないだろ。』

そうですよね。そんなこと聞くまでもないことです。

と思いきや、車いす利用者をはじめ障がい者を含んでいたら
そんな簡単ではなくなるんですね。

僕の場合だと何を食べるのか...
と同じくらいというか同時に
絶対考えることがあるんですよね。

それは入口に段差がないことと入口扉が引き戸であること。
(欲を言えば車いす用トイレ有。)

『あぁ。段差は分かるけど
引き戸じゃないといけないのは何でだ?』

はい、誰かと会食ということだったら
何の問題もないことなんですけど、
ひとりでの食事の場合
僕は車いす利用者でさらに左手が使えないので、
扉が閉まっていたら当然開けられないんですね。(^-^;

まぁ近くにいる誰かに開けてもらえばいいだけなんですが
なかなかそれをやるのが僕は以前は苦手だったんです。
(今は全然そんなことないんですけど...)

なので誰かが入店するのを見計らって
一緒に中に入るっていうことはよくやってましたね。
(同じグループかとよく間違われてましたね。笑)