「少ない力で最大限のパフォーマンス」にするには?

バリアをバリアじゃなくして
出来ることをupさせる、
バリア・フリーアドバイザーのたけちゃんです。

本日は、「少ない力で最大限のパフォーマンス」にするには?


先日、あるテレビ番組を観ていて
改めてあの力の重要性を思い知らされました。

それは、まもなく開幕する北京冬季オリンピック
女子スピードスケート日本代表選手の高木ミホ選手の特集です。

高木選手と言えば、日本選手団の主将を努めるように、
昨今の日本女子スピードスケート界では第一人者であり
世界で言っても今大会実力No.1と言われる程の選手。

なのでよっぽどの足の筋力とか持久力とか
体力に恵まれていると思いきや、
その番組の中で他の代表クラスの選手(3人)との
様々な部位の力比較では、なんと最下位。

じゃあいったい、何が世界実力No.1にさせるのか...


それは、一瞬の力を使うのがとても上手
みたいだからなんですね。

一番力の伝わるポイントをキャッチするのが上手いというか
そのポイントに合わせ瞬間的にサッと力を入れるというか
そのワンポイントだけに力を入れている感じ。

言ってみればとても力みのない
スムーズなフォームなんですよね。

なので回転を早くできるというのか
ストロークを早くできるんですね。

それにより、スピードアップに繋がっているみたいなんです。

つまり、少ない力で最大限のパフォーマンス
ということなんです。


そこで、こういう一瞬の力、瞬間的な力加減を出すために
イメージするととても有効的になるものがあります。

『ほ~、それは?』

はい、では僕がボッチャで使ってるイメージで説明しますね。

ボッチャって、
ゴルフのパットでよくあるような弱気の虫というか
ちょっとビビリな部分が出てしまいやすくて、
目標物に対してショートしてしまうことが
よくあるんですね。(^-^;

安全に行こう安全に行こうになりやすいので。

それを防ぐために瞬間的な力を使う訳なんですけど、
(まぁ思いきりに近いのかな。)

先程の高木選手みたいに、
投球時ボールを手放す瞬間にシュッと力を入れるというか
ググッと押し込む訳なんですが、

ググッと押し込むことで
ボールに勢いがつくというかキレが出て、
不規則な曲がり方をしなくなるんですね。(^-^)
ゴルフのパットで芯で打つと
傾斜の影響を受けにくくなるみたいに...


で、どんなイメージかと言うと、
ズバリ、「テーブルクロス引き」のイメージ!

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テーブルクロス引きはご存知の通り、
鋭い力というか瞬間的な力で
シュッと引っ張りますよね。一瞬で...

これをボッチャの投球時に活用!

ボッチャって障がい者スポーツなので
激しい動きはないんですね。
むしろスポーツとしては
とても静かというか動きが少ないんです。

その静かな動きの中で
ズバッと(瞬間的に)力を出すと、
ボールにキレが出るというか勢いが出るんですね。
力のあるボールに...

それでいて、そんなに力はいらないんですよね。

つまり、少ない力で最大限のパフォーマンス
ということなんです!(^-^)

この力加減はあらゆることに使えます。
ここでは詳しく言いませんが、
何かを押す時とか持ち上げる時とか
引っ張る時とか移乗する時とか...etc

火事場のクソ力みたいなというか...

『ふ~んなるほど。』