まさか!~多目的トイレの「こんなバリア」~

バリアをバリアじゃなくして
出来ることをupさせる、
バリア・フリーアドバイザーのたけちゃんです。

本日は、まさか!~多目的トイレの「こんなバリア」~


今週のお題は「好きな公園」。

公園というか外出時は全てで言えるんですけど、
僕にとって「好きな...」になるには
常時車いす利用者なので、
公衆トイレに車いす用のトイレもあるところが
まず絶対条件になってくるんですね。

昨今のバリアフリー環境は
特に日本のはとても整っていて、
そこそこ広い公園であれば、
地方であっても間違いなくあるんですね。

でも時々ちょっと残念な感じのところもあって、
実際に自分の目で見るまでは
100%安心出来ないというところなんです。(^-^;

え、マジかよ...と裏切られた感に
時々さいなまれるんですよね。(苦笑)


ところでこちらの写真を観て、
どこかおかしいなと思う箇所ってあります?

これ、男性用トイレの横にある
フツーの多目的トイレなんですけど、
何が問題だと思いますか?
(見えてる扉が多目的トイレです。)

『え、あ、入口手前に段差があるってことか...』

その通りです。

ここ、介助者なしの車いす利用者だと、
もしかしたらこのトイレには行けない
ということになるかもしれないんですね。(^-^;

あの段差によって前輪の小っちゃいタイヤが
引っ掛かってしまうんですね。
(ちょっと大きい前輪の電動車いすなら
力業でイケるんでしょうけど。)

介助者がいれば、

こんな感じでこの段差は乗り越えられて、
なんの問題もなくこの多目的トイレは
利用出来るんでしょう。

でもひとりだったら、
あきらめて別の車いすトイレを探すのか...
いやそれでは間に合わないかもしれませんよね。(^-^;

『あぁ。じゃあどうすれば...』

はい、そんな「車いす利用者にとっての
まぁまぁ低い段差」対策には、こんな方法があります。

ズバリ、車いすのバック走行をするんです!後ろ向き...

これで、このくらいの段差ならイケるんです!

車いすのタイヤって前輪(小っちゃいタイヤ)と
後輪(大きいタイヤ)ではこんなに大きさが違うんですよね。

なので後輪から先に乗り越えておけば、
(後輪は径が大きいので乗り越えられる。)
その勢いで前輪の小っちゃいタイヤも
乗り越えられるんです。(^-^)


それから、

僕が公園だけじゃなくて外出時に
わりと遭遇することが多いっていう、
バリアをひとつちょっと紹介しますね。

ズバリ、ストッパーのない扉の多目的トイレです。

僕は左手がほぼ動かないので、
たとえば入る時は片手で大丈夫でも
出る時は向きが反対になるので、
全開に開けても自動的に閉まってしまう扉
に挟まれることがあるんですね。(^-^;

まぁ車いすでブロック出来るので
直接挟まれる訳ではないんですけどね。

でもこの手のバリアに出逢った時僕は、
「ピンポンダッシュ」をイメージして
扉を全開にしておいてから
すかさず素早い手の動きで同じ右手で
車いすを操作するんですよね。

これでイケるんです!(^-^)
筋肉番付のショットガンタッチの
イメージもちょっとあるかな(笑)

『・・・・・(^-^;』


あ、お題は「好きな公園」だったな...(^-^;

まぁとりあえず特別に好きな公園というより、
このようなバリアがない公園であれば
スッとトイレに行ける訳なんですけど、

この手のバリア乗り越えの練習の場にもなるので、
好きな公園となると程よくバリアフリー環境が
整備されてる公園とかですかね。(^-^)

ちなみに先週ボッチャの体育館練習があり、
そこの多目的トイレにストッパーがついてなくて
「あぁ、また挟まれるのか...」と思っていたら、
なんとビックリ、ストッパーが付いてたんです。

なのであそこでは、もう挟まれずに済みます!(笑)