「多目的トイレ」は、バリアがいっぱい!

バリアをバリアじゃなくして
出来ることをupさせる、
バリア・フリーアドバイザーのたけちゃんです。

本日は、「多目的トイレ」は、バリアがいっぱい!


昨今は、あらゆる場所で一般用トイレの横に
フツーに併設されるようになった多目的トイレ。

何年か前にあるお笑い芸人が不当な使い方をして
ちょっと注目を浴びていたことがあったんですが、

あそこ、実際中はどうなってるか知ってます?

って言っても、まぁだいたいの人は
見たこともないですよね。


まず「多目的トイレ」というのは、
身体的に不自由なところがある人でも使いやすいように
手すりが便器の横に付いているトイレで、

介助者とか車いす利用者が動きやすいように
スペースが少し広めで、(だいたい4.5~6畳)
さらにオストメイトなどの特殊な設備を
設置しているところもある多機能なトイレ。

もっとも今では「みんなのトイレ」とかっていう
呼び方に変わったんですけどね。
多目的トイレ、多機能トイレじゃなくて...
対象者を限定しないためみたいだそうです。

知ってました?


このみんなのトイレという言葉が出てきてからなのか
子連れの利用者がすごい増えてるんですよね。

そして待たされることが増えたんです。(^-^;

まぁ中は広くてベビーカー毎入れますし、
サッと折り畳み式の台に横にして
オムツ交換も出来ますしね。
(折り畳み式の台が
そのままってことはしょっちゅう。涙)

当然、逆に僕が待たしてしまうことも
あるんですけどね。

でもあの時ってめちゃくちゃイヤなんですよね。
小さい子どもの「ママー、もれるよ~。」とかが
思いっきり聞こえてくるので。(^-^;

んなこと言っても...ですよ。ホントに...


他にもまれですけど、こんな人たちに
待たされることがあるんですよね。(^-^;

昔の電話ボックスかのように中で電話するために使うサラリーマンとか、
(声、外に聞こえてるし...)
着替えに使う女子高生たちとか、
(女装するのに使うおっさんもあったな...苦笑)
あのお笑い芸人のように○○に使う男女のカップルとか...etc

このような感じで多目的トイレの順番待ちの際には
いろいろな問題さらにエピソードに尽きない訳なんですが、
中に入ったら入ったでまた問題がいろいろあるんですよね。(^-^;

断然多いと思われるのは、「手すりの種類の問題」!


ところで、これはどこにでもある何の変哲もない
車いす用トイレの手すりなんですが、
これ何か問題あると思いますか?

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『え、別に何も...』

ですよね、そりゃどこもおかしくはないと思いますよね。

じゃあ、このトイレを利用する人が、
手すりを掴まないと立てない場合だったらどうでしょう。

『ん、それがどうしたの?』

そりゃそうなるでしょう。ではズバリ言いますね。

手すりが低いところまでしかなくて金属製ですよね。

ってことはまず、この手すりを握ったら冬とかだと
「冷たっ!!」になるから良くないんですよね。(^-^;

あと便座に移乗する際に障がいの具合によっては
L字型手すりじゃないと移れないことがあるんですね。(^-^;

つまりこれ、人によっては使えないトイレなんです。


多目的トイレの手すりって、
ホントにいろいろな種類のモノがあって
手すり付けとけばいいじゃん的な手すり?も
けっこうあるんですよね。(苦笑)

なので外出時初めてそのトイレを使用する場合は、
実際に目にするまではけっこうドキドキなんです。(^-^;
こんな車いす用トイレに遭遇した時なんかは
めっちゃテンションが上がるんですよね。(^-^)

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・キレイ。
・L字になった手すり。
・手すりの材質が金属製のモノじゃなくて
 何かでコーティングされたモノ。
・ある程度の広さ(4畳半くらい)がある。
(広すぎると逆に落ち着かなくなるんですけど。苦笑)
・床が滑りにくい。


それからこんなバリアも時々あるかな...
「扉にストッパーがついてない」!

特に僕なんかは片方の手が麻痺が強くてほぼ動かないので
扉は入る時も出る時も同じ手で開け閉めする訳なんですが、
電動車いすの操作とも同じ側の手なんですね。

それにより、扉に挟まれながら車いすを進めるんですよね。(^-^;