バリアをバリアじゃなくして
出来ることをupさせる、
バリア・フリーアドバイザーのたけちゃんです。
本日は、「思いつき」に影響を与える、こんなイメージ!
今週のお題は「デスクまわり」。
デスクまわりと言うと、
その机周辺に置いてあるモノに
スポットが当たりそうになるんですが、
今回はちょっと視点をかえて、
デスクまわりにていかにして
スムーズな動きというか
机にフィット出来ることの
重要性みたいな話をしますね。
『???』
ところで、
これはフツーのサラリーマン風の人が
パソコンでデスクワークをしているか
のような様子なんですが、
これ何か問題になる箇所は
あると思いますか?
『え、別に何も。快適にデスクワークを
してるんじゃないのか...』
ですよね、どこもおかしいところなんて
なさそうですよね。
じゃあこの人がこんなのに乗っていたら
どうでしょう?
『ん、なんか問題あるか?』
はい、あるんです。ズバリ言いますね。
おそらくあのコントローラーが邪魔で、
机のギリギリのところまで
近づくことが出来ないでしょうね。
そしてそれによりキーボードに触れるのに
手を目一杯伸ばさなくてはならなくなり、
変な体勢になりデスクワークどころじゃ
なくなるはずです。(^-^;
まぁデスクワークに関わらず
食事にしてもそうでしょうし、
何か作業的なこと全般か。
でもそんな場合に
ちょっとしたことをすると、
このデスクワークしてる人みたいに
快適に出来るようになるんですね。
それはズバリ、
「折り畳み式コントローラー?」で...
このように、
コントローラーが折り曲げれるんです!
これでパソコンのキーボードにしても
ちょっと机の奥の引き出しにしても
楽々手が届いちゃうんです。
もちろん食事のテーブルの際にも...
それからこんなのも折り曲げれば、
机の高さの問題もクリア出来るんです!(^-^)
足を地面に下ろせるので
机の裏に太ももが擦らなくなるんです。
机と自分の体の位置関係とか
ポジション的なことって、
デスクワークだけじゃなく何においても
とても重要になってくるんですよね。
そういうピンチな場面というか、
バリアに遭遇した際にこういうイメージが
頭の片隅にあると、
そのバリアに対峙するべく、
ちょっとしたことが
思いつきやすくなるんですね。(^-^)
「押してダメなら引いて」というイメージ!
物事を様々な角度から観るというか...
あ、もうひとつ例を出しますね。
何年か前にとあるローカル線の踏切内で、
車いすの前輪が溝にはまってしまって
動けなくなり助けてもらったことが
あったんですね。(^-^;
(ローカル線のレールはちょっと幅が広い。
あそこで動けなくなると超コワイ。)
で、その時はそれでことは収まったんですが、
また別の時に
その踏切を渡ることがあったんです。
その際に「あ、ここヤバいところだ。」
と踏切直前に以前のことを思い出し、
とっさに車いすのバック走行で
渡ってみたんですね。
(コイツなにやってんだと
ちょっと恥ずかしいけど...笑)
そしたら溝にはまることなく
わりとスムーズにひとりで行けたんです!(^-^)
車いすって前輪と後輪の
大きさの違いがけっこうあるので、
径のある後輪から先にそこを通れば、
あとは勢いで径の小さい前輪も
レールにはまらないんじゃないか
と思いついたんですね。
こういうのは(思いつき)
なかなかスッと出てこないんですが、
この「押してダメなら引いて」
というイメージを持っていると、
けっこうな割合でいろいろ思いつくんです!(^-^)