「使えるモノ」は、どんどん使いましょう!

バリアをバリアじゃなくして
出来ることをupさせる、
バリア・フリーアドバイザーのたけちゃんです。

本日は、「使えるモノ」は、どんどん使いましょう!


しかしマスク着用、ちょっとどうにもこうにも
になってますよね。(^-^;

一昨日ちょっと用があり電車に乗ったのですが、
行きの最初の辺は(都市部から離れた場所)
ノーマスクの人もいたし
あごマスクの人なんか数人は見ましたね。

ですが都市部の地下鉄では
相変わらず100%状態でしたね。(^-^;

からしょうがなく僕もしましたよ。

以前地下鉄でノーマスクでいたら、
思いっきりマスク差別にあって以降
(僕の周辺に人が近づかない)
地下鉄だけはするようにしたんですよね。

その地下鉄の駅で
一昨日久々にあれを言われました。

なんかキャップタイプの帽子をかぶった
電車男風の中年男性に、
突然「頑張ってくださいね。」と...

車いすでひとり自操していると
まれにこういうのあるんですよね。(^-^;

で、昨日の時はマスクしてたから、
騒音にまぎれて「お前も頑張れよ...」
と軽く返しておいたんですけどね。(笑)

こういう時に使えるな~、マスク...

このように
とあるモノを別の用途として使うことを
「慣考(かんこう)」と言うんですけど、

今週のお題「わたしのコレクション」
ということで、

僕が車いす利用者になった10数年の間で
いろいろやってきたこういう類いのことを、
まぁコレクションというと
モノ関係になりがちなんですが、
「様々な慣考例」としていくつか紹介しようかな...


まず「慣考」とはちょっとした工夫のある
イデア製品ではなくて、
元来違う目的のためにつくられたモノを
別の用途で活用するという意味合いで、

既製品のアイデア商品ではなくて
ふだん慣れ浸しんで使っているモノで、
様々な角度からその使用用途を考えよう
といった感じというか。

イデア商品って、
けっこう使い勝手に難があるものが
多いんですよね。
表面上の便利さばかり求めてるので...

それと見た目の「奇抜さ」があるんですけど、
ああいうのって
意外とすぐイヤになるんですよね。(^-^;

その点この慣考されたモノって、
使い勝手は最高にいいし
オリジナルな感じが満載なんです。
(飽きがこない。)

なのでそれを使っていると、
自分流というか
とても自信にみち溢れれるんです!(^-^)

ちなみに僕は上記の理由から
「慣考」としているんですが、
(字の見た目のバランスもちょっとあるかな...笑)

おそらく正しくは?というか
辞書とかに掲載されているのは、
「勘考」だと思います。

あとこれ、あくまで間に合わせなので
ある程度レベルでいいので、
気軽にいろいろ試せて
より積極的になれるんですよね。(^-^)


改めまして、

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これは
僕の中ではかなり自信作の慣考例で、

「滑り止めマットで郵便ポスト受け」!

元々あった郵便ポスト受けは
玄関のドアに付いていて、
それがあると車いすが通れないから
これで代用。スイスイ!(^-^)


また僕は外出時のトイレの際には、

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まずこのようなL字の手すりを掴んで
車いすから立って(掴まり立ち)、
立位の状態をつくりズボンとかを下ろすんですが、

その手すりが時々、

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こんなんな手すりの場合があるんですね。(^-^;
(L字じゃない手すり)

で、そんな時僕の場合は、
下の写真のような「扉の取っ手」を
手すり替わりに使うんですね。

これを掴んで立つんです!

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(もちろんトイレ側の取っ手で)

これ、カギを閉めていれば
ある程度の体重にも持ちこたえれるんですよね。
(僕は70kgくらいだけどOK!)

一応念のためでちょっと負荷がかかりにくいように、
通常の手すりを使う時より
自分の足で立つイメージで、
力を入れるんですけどね。
そぉ~と立つというか...(笑)

『じゃあ自動ドアの場合は、the endなのか?』

いえ、自動ドアの場合であっても、
手すりの代わりになるモノを探すんです。
きっとトイレ内とかには使えそうなモノがあるので
the endじゃないんです!(^-^)


次いきます。

ところでふだん人と話をする時、
相手との位置関係で
何か気にしていることってあります?

ふだんの
なにげなくの誰かとのコミュニケーション。

実は位置(目線の高さ)によって、
印象が変わるというか
心を許されやすくなるというか、
相手との打ち解け具合が
変わってくるんですね。

僕は家の中でも
ほぼ車いすに乗っている訳なんですが、
息子の相手をするというか遊ぶ時は、
わりかしあるところで遊ぶんです。

子ども用スペース?

いえいえ、

ソファー?

いえいえ、

机で?

ノンノンノン、分かりますか?



・・・



「電動ベッド」で...

息子に電動ベッドの上に上がってもらい
車いすのまま僕はその脇へ横向きで。

電動ベッドって
高さがコントローラーで調整出来るので、
息子が登る時はちょっと低くして、
遊ぶ時はお互いの目線の高さが
近くなるようにちょっと上げて。

そうすることで
お互いの距離感が縮まるんですよね。(^-^)
(これ大事!)

これは誰かとの、
円滑なコミュニケーションの場合でも
言えることなんでしょうね。

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っていう感じの慣考例もあるんですよね!


あともうひとつ、ボッチャ関連でなにか...

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これです。

『なんだこれ?』

はい、これは車いす利用者が
ボッチャをやる際に、
よりスムーズかつ楽に次のボールを
準備できるようにする道具なんですが、

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フツーというか
こういうのを使う人はだいたい
こんなような立派なヤツを使うんですけど、
(これ2,3万はします。)

でも僕のは元は園芸用のすのこなので、
(ホームセンターにあるもの)
500円もかからないで
自分でスッと出来ちゃうんです!(^-^)

あ、ちょっと前にさらに改良を加えて
現在の姿は、
⇩⇩⇩
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あのタイマーもこんな風に。

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⇩⇩⇩
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この隙間に差し込み、
ちょっと前にズラすとしっかり固定!(^-^)
幅もピッタリ...(差し込んでるだけ)


というように、

まぁ他にもまだまだあるんですが、
僕の場合は適材適所の「慣考」によって、
様々なバリアになりうる箇所と
対峙しているんですよね。

そしてあわよくば乗り越えているんです!(^-^)

「使えるモノ」は、どんどん使いましょう!