バリアをバリアじゃなくして
出来ることをupさせる、
バリア・フリーアドバイザーのたけちゃんです。
本日は、バリアに出くわした時の、ある「対峙法」!
数日前まで北京オリンピックに
盛り上がっていたのがウソのように、
(まぁ「無理から」で現実逃避的に
盛り上がっていたのかな。マスコミに誘発されて...)
あっという間に以前のような
重い空気感の世の中に戻っていきそうなんですが、
東京オリ・パラの時と同様で、(いやそれ以上か...)
すぐに遠い過去のことになるんでしょうかね。(^-^;
でもなんかここから世の中の動きが
一気にスピードupしていきそうですよね。
ところで、「無理から...」と言えば、
僕はどうしてもあれを連想してしまうんですよね。
ズバリ、
「無理からバリアフリー」というか
「急造なバリアフリー○○」な箇所!
たとえばぜんぜん構造的に
バリアフリーに出来るような
緩やかさや広さなどがないキャパの箇所を、
なかば強引とも言うべき感じで
ちょっと段差があり過ぎてもキツい傾斜のスロープを設置したり、
(バリアフリー感を出すため)
「とりあえず手すり付けとけばいいじゃん」
的な感じが見え隠れするような
変な(使いにくい)手すりが付いている
多目的トイレとかのことを指します。
この「無理からバリアフリー」というか
「急造なバリアフリー○○」な箇所って、
ちょっと古い建物に後付けで
何かの設備を付けているので、
抜けている部分がけっこうあるだけじゃなく、
ちょっと危険な箇所の場合が多いんですよね。(^-^;
なので僕はありますよ。
こういう無理からバリアフリーの傾斜に騙されて
後方にすってんころりんと車いすごと転倒したこと。(T_T)
(軽症で済みましたが...)
それから僕がよく利用している体育館では、
車いす用の多目的トイレを設置してくれてて
良心的だなと思いきや、
多目的トイレの扉にストッパーが付いていなくて
毎回僕は扉に挟まれながら
そこを通過するんですよね。(^-^;
(僕は片手が使えないのですが
使える手は電動車いすの操作に使うので。)
そんなような箇所に出くわした時って、
「え、マジかよ...」と
すごい裏切られた感にさせられるんですが、
最終的にはまぁしょうがないかと
僕の場合だと「自分は超少数派だし...」と
泣き寝入りするよりしょうがないのが
現状なんですよね。(^-^;
そんな際に、まぁまぁ平穏な気持ちでいられる
ある捉え方があるんです。
基本的には、昨日のブログの
「自分にいいように捉える」に繋がることなんですが...
『ほ~、それは?』
はい、昨日のブログでもちょっと触れたんですけど、
「ゲーム感覚にすること」なんです。
出くわしたバリアに対して、
自分の中だけのゲーム性を持たせて
楽しくバリアを乗り越えるというか...
たとえば僕の例で言うと、
ちょっと傾斜角度がキツいなと思う斜面に出くわしたら
少し車いすの向きを斜めにするとか。
スキーの時の急な傾斜を滑るのをあきらめて
無難にゆっくりボーゲンで
降りてくる時のようにというか...(笑)
そうすると、
その傾斜角度を少し緩くすることが出来るんですね。(^-^)
それから先程の多目的トイレのように
ストッパーがない扉に出くわしたら、
ピンポンダッシュみたいなイメージになって、
扉を押し開けてる間に
早技でコントローラーを操作しサッと扉を通るとか...(^-^)
筋肉番付のショットガンタッチのイメージ。(笑)
もうひとつくらい例を出しますね。
僕の住んでいるアパートは
玄関から居間にかけてちょっとした廊下があるんですが、
この右の画像のような直角で...
その幅は80mmくらいしかないので
車いすの通行ということにはけっこう狭くて、
普通に前進で行くと車いすのフットレスト部分が邪魔で
居間に(家の中に)入れなくなってしまうんですね。(^-^;
その対応策としてバック走行をしているんですけど、
そうすると内輪差というかタイヤの軌道が変わり通れるんですね。
で、その際に壁とかに車いすが擦らないで通れるか、(超慎重)
とゲーム性を持たせて運転テクニックを磨いているんです。(笑)
こういう風にゲーム性をもたしていると、
あらゆるどんなバリア的な箇所に出くわしても
けっこう楽しく対峙できるんです。
「お、こうきたか...
じゃあ、こういう作戦でいくか。」という具合で、
すぐさまそういう思考回路になれるようになるんです!(^-^)
ちなみに僕は、遭遇するだいたいのバリア対峙の際には
この「ゲーム感覚」を活用するようにしているんですよね。
『ふ~んなるほど...』