ここぞの時の「観察眼」を養うには?

バリアをバリアじゃなくして
出来ることをupさせる、
バリア・フリーアドバイザーのたけちゃんです。

本日は、ここぞの時の「観察眼」を養うには?

 

 

前回のブログの中で言ったように、

特に車いす利用者においては

スムーズに進むためには、

目線でのアピールであったり

念じたりすると有効的なんですが、

 

その際には周りの状況や位置関係、空きスペース具合、

またそこにいる人はどんな人なのか...などを

充分に確認する必要があるんですね。

 

その時こんな能力がものを言うんですよね。

 

この能力が高いと、ここぞの時の臨機応変

いろいろな状況判断をサッとできるというか...

 

こういう能力って

車いす利用者じゃなくても大事ですよね。

 

『まぁな。で、なんだよ?』

 

 

はい、それは「観察眼を鋭くする」ことです。

 

危険なところというか

自分にとってバリアになりそうな箇所を

予測する能力を磨くというか...

 

で、その際にはこんなトレーニング方法が

有効になるんですよね。

 

それは、KYTと言います!
危険(kiken)予知(yochi)トレーニング(training)

これ、知ってます?

KYT」とは、KY(危険予知)を的確に行うための訓練で、
製造工場や建設現場などで事故や災害を防ぐために 
作業上の危険を予測したりその改善策や対応策などを

話し合ったりするもの。

病院とかでもよくやるのかな...
かもしれない運転みたいな考え方です。

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たとえばこういう写真とかを観て、

どの部分のどういうところが

どんな人にとってバリアになりうるのか、

を考えるんですね。


こういうのを繰り返しやっていると、
観た瞬間にリスク・バリアを予測して
回避できるようになってくるんです!(^-^)

つまり臨機応変さというか

観察眼が向上できるんです。


 サッカーのキラーパスのようなことが

頻繁にできるようになってくるんです!


あとそれから、こんなのも有効かな...

 

ズバリ、バリアフリー環境の観察、人間観察」です。

 

『ん、と言うと?』
 
はい、僕は時々ボッチャの体育館練習に行くために、
電車とかバスとか公共交通機関
利用することがあるんですが、
その際にケータイを見ながら
ただぼぉっと乗ってるだけではなく、
 
ぼぉっとしつつも目に入る景色、店、施設、環境などを観て、
たとえば「この電車のスロープの傾斜はこれくらいか」とか
「あの駅の車いす用トイレはキレイだな。
これからはあそこをトイレタイムの場所にするか」とか
また「あの歩道、デコボコだ」とかを出来るだけ考えるようにしてるんです。

その環境を自分が利用した場合に、
「こういうああいう作戦でいこう。」
と前もって心の準備?も含めた
いろいろな準備が出来るんですね。

これにより、たとえば危険なこととか箇所を
より的確に察知できて最善の対応策が
思いつきやすくなるんです!(^-^)
鋭い観察眼を養えるというか...
 
バリアフリー環境なんて自分には関係ないな。」
と思う人もいるのかもしれませんが、
バリアフリーのことって、先程のKYTの実践版
みたいなことにしやすいんですよね。

車いす利用者の場合だと
より多くのバリアフリー環境を味わえるので、
様々なパターンの何かに対する対処法が
自然な形で練習できるんです!(^-^)

『なるほど。じゃあ人間観察の方は?』
 
 
まぁこれは、ついでにやってるレベルの
ことなんですけど、
 
電車とかを利用した時に地下鉄も利用するんですが
地下鉄って人間観察には打ってつけの場所なんですよね。

窓が鏡代わりになるので、
背面にいる人もちょっと遠くにいる人も
キョロキョロせずにバッチリ観えるんです。
 
「人の振り見て我が振り直せ」じゃないんですけど、
人間観察ってけっこう
観察眼に影響を与えるんです!(^-^)